9月に入り、暑さも少し和らいできたのではないでしょうか?

しかし、9月と言えば、台風シーズンです。

毎年、日本中のどこかで台風被害や豪雨災害が起きていますよね。

先日も大きな台風が九州に爪痕を残していきました。

今回は、台風の時に起こりやすいエアコンのトラブル、対策をご紹介していきたいと思います。

①室内機からのポコポコ音、ドレン水の逆流

これは台風通過後ではなく、台風通過中のトラブルですが、ドレンホースから風が吹き込んで、ポコポコ音がなる、もしくは、ドレン水が逆流して、中から水漏れが起こるというのがあります。

これの対策方法としては、ドレンホースを延長させて、雨水枡の中などに突っ込むか、下記商品をドレンホースの途中につけると解決します。

因幡電工 エアコン用消音防虫弁 おとめちゃん DHB-1416

Amazonなどで数百円で売ってます。これを付けると逆流の防止のみならず、虫の侵入も防げます。

余談ですが、虫の侵入を防ぐ為にドレンホースの先に防虫キャップを付けられてるご家庭が多いですが、確かに虫は入らなくなるのですが、出口が網状になっててゴミも詰まりやすくなります。よって、防虫キャップの場合は定期的に外して掃除をしてあげないとドレンつまりで室内に水漏れが起こってしまいます。

②洪水被害

ぜったいにあって欲しくないですが、豪雨災害も日本各地で起こっています。

もし、洪水などが起こって室外機が浸水してしまったら、もしくは、その可能性が起こりそうなときは、すぐに使用をやめてエアコンのコンセントを抜いてください(もしくはブレーカーを落とす)。

そうすることにより、漏電での事故やブレーカーの保護、その他の電気機器の保護、室内機は守られます。

室外機はある程度の雨風に耐えれるように設計してありますが、浸水は無理です。

水が引いたあとも、エアコンは使用せず、メーカーや販売店に修理依頼してください。

もちろん、当店でも点検、修理をお受けいたします。

③塩害トラブル

今回一番伝えたかったのがこれです。

台風の時の雨は、台風が海水を巻き上げるため、雨に塩が含まれています。

その塩が、室外機や窓ガラス、サッシ、車、外壁、植栽などに悪影響を与えます。

金属に塩がつくと錆やすくなるのはご存じだと思います。

ちょっとまって!

「サッシなどはアルミで作られているので、アルミは錆びないんでは?」

と思われてるかたもいらっしゃるかもしれません。

実は、アルミもすぐに錆びます。

鉄の錆みたいに茶色くなるわけではないので、認識されてるかたは少ないかもしれませんが、アルミサッシなどで、白い点々がついてるのをみたことないでしょうか?

あれがアルミの錆です。

エアコンで言えば、室外機の熱交換器がアルミです。この熱交換器が錆びてるのをよくみかけますが、アルミフィンが錆びることにより、熱交換率が落ち冷えが悪くなったり、電気代の上昇につながります。

あとは、室外機のファンモーターなども錆びていきます。ファンモーターが錆びると異音発生や、故障につながります。

なので台風が来た後は、室外機に水をかけて塩を洗い流してあげてください。

とりあえずは、室外機の上から水をかけるだけでOKです。(絶対に正面や下から水をかけないでください)

いやいや、うちは沿岸から離れているから大丈夫!なんて思われてませんか?台風の時の雨の塩害は海岸から数十キロ離れていても影響があると言われてます。

実際、私もエアコンクリーニングにいったご家庭の室外機などをチェックしたりしてますが、沿岸から離れているご家庭でも結構アルミフィンが錆びているところが多いです。

最近は塩害対策されている室外機も多いので、お使いの室外機が塩害対策されてるかどうか事前に調べておくことをお勧めします。

以上、台風時に起こりやすいトラブルを上げてみました。

もちろん、台風がこないことが一番ですが、万一台風が来た時は上記注意点を思い出していただければ幸いです。

今回も、最後までメルマガをお読みいただきありがとうございました。

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エアコンクリーニング技術研究所
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